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気温上昇10年早く

パリ協定達成難しく

国連の気候変動に関する政府間パネルは9日、産業革命前と比べた世界の気温上昇が2021~40年に1.5度に達するとの予測を公表した。18年の想定より10年ほど早くなる。人間活動の温暖化への影響は「疑う余地がない」と断定した。自然災害を増やす温暖化を抑えるには二酸化炭素排出量をゼロにする必要があると指摘した。今回の報告書は気温上昇を抑える難しさを改めて浮き彫りにした。10月末から第26回国連気候変動枠組み条約国会議(COP26)での議論が次の焦点になる。1850年~2019年の二酸化炭素排出量は累計で2390㌐㌧。気温上昇を1.5度以内に抑えられる20年以降の排出余地は400㌐㌧とみる。今の排出量は年30~40㌐㌧で増加傾向。10年で1.5度に達する。平均海面水位は直近120年で0.2㍍上がった。今のペースでは1971年までの年1.3㍉の約3倍と見積もる。気温上昇を抑えても、2100年までに今より0.28~0.55㍍上がると予測する。気候変動リスクを正面から受け止め、対策を急ぐ必要がある。

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