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鉱山の二酸化炭素排出削減

伊藤忠と英シェル、回収設備やEV

伊藤忠商事は英シェルと連携し、ブラジルの鉱山や製鉄所に脱炭素化技術を導入する。二酸化炭素の回収、再利用・貯留(CCUS)や電気自動車充電システムなどを実用化する方針。鉱山操業でのCCUSやEVの活用は世界でもまだ珍しい。鉄鋼は産業分野の二酸化炭素排出では世界の約30%を占めている。現在進められている生産技術の向上だけでなく、鉱山など上流でも二酸化炭素削減が本格化すれば、脱炭素化の動きがより厚みを増しそうだ。伊藤忠とシェル、ブラジル鉄鋼大手CSNの3社は脱炭素技術の導入検討に関する覚書きを結んだ。伊藤忠は全体を統括するほか、二酸化炭素の固定化技術を持つミネラル・カーボネーション・インターナショナル(オーストラリア)など出資企業を紹介する。CSNグループは鉱山や製鉄所以外でもセメントなどを展開しており、これらの事業にも連携を拡大していく考えだ。

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