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パリ協定「45%減」達成遠く

30年排出量10.6%増

国連気候変動枠組み条約事務局がまとめた報告書は、各国が個別に定める温暖化対策が世界の目標達成に向けて十分かどうか検証する材料になる。最新の分析では、各国が目標達成通り温暖化ガスの排出を抑えても、30年の世界排出量は52.4㌐㌧と10年比で10.6%増える。21年11月の前回分析では13.7%増だった。21年10月~11月に英グラスゴーで開かれたCOP26終了後、インドやインドネシア、英国、ブラジル、エジプトなど24ヵ国が新たに目標を提出し、今年の分析結果は昨年より少し改善している。19年比で見ると0.3%減で、30年より前に地球の排出量がピークを迎える可能性も示された。日米欧などの先進国はほぼパリ協定に整合した30年目標を提出済みだ。日本は13年度比46%減の目標を掲げている。各国とも再生可能エネルギーの導入拡大や高い省エネルギーを達成しなければならない。それでも現状の目標達成はおぼつかない。2020年時点で二酸化炭素排出量が最も多い国は中国で、世界の30%を占める。14%の米国、8%の欧州連合に加え、ロシアやインドのほか新興国・途上国も含めた削減の強化が欠かせない。途上国は経済成長の過程にあり、電力などのエネルギー消費は増えていく。COP27の最大の争点も途上国への実質的な支援で合意できるかどうかとなる。※弊社開発製造装置「HCGシリーズ」は一日に最大3.8㌧(条件により異なる)の脱炭素化を実現できる装置です。

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