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生物多様性、回復へ

COP閣僚宣言 保護区の拡大

中国・昆明でオンライン形式を併用して開催中の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)は13日、閣僚級会合で「少なくとも2030年までに生物多様性の損失を逆転させる」とする「昆明宣言」を採択した。22年春までに各国が陸域と海域の30%を生物保護区にするといった新たな世界目標の合意を目指す。生物多様性の損失は世界的な課題で、すでに農業や水産業の収量が減るといった影響が出ている。宣言は、生物の減少や絶滅を防止するために「各国政府間で協力し、政策や規制、会計制度に生物多様性の観点を盛り込むことを推進する」と強調した。「保護地域の拡大による生態系保全の強化」も訴えた。中国の習近平国家主席は12日の首脳級会合で、途上国の生物多様性保護を支援するために15億元(約260億円)を投じて「昆明生物多様性基金」を創設する方針を表明した。同日の閣僚級会合では山口壮環境相も途上国支援に10億円を追加出資すると説明した。

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