コストダウンと
脱炭素化の両立を可能にする
株式会社シェノン

お問い合わせ

中、印、「30年目標」変えず

温暖化ガス削減 先進国、改善促す

COP26が開幕するのを前に、先進国が中国やインドなどの新興国に温暖化ガスの排出削減目標を引き上げるよう圧力を強めている中印は2030年の排出削減目標を更新せず、パリ協定の達成には不十分とみているためだ。気候変動枠組み条約事務局は、各国が提出した30年の温暖化ガスの排出削減目標がパリ協定の目標に合致しているかを分析した報告書を25日にも公表する。報告書は現行の目標では達成に不十分で、各国に一段の削減努力を求める見通しだ。事務局によると、日米欧や英国など先進国を中心に大きく深掘りした30年目標を提出・更新した一方、中印は古い目標のまま更新しなかった。中国は30年までに二酸化炭素排出量をピークアウトさせる。インドはGDP当たりの排出量を05年比33%~35%減らす。ただ、国際エネルギー機関(IEA)によると、中国は今の政策では30年の排出量は20年とほぼ変わらない。途上国の排出は全体の60%を占め、中印の努力なしにはパリ協定の目標は達成できない。先進国はCOP26で具体的な対応を示すよう圧力を強めている。

関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。

PAGETOP