半年で1.5倍、日本は2社のみ
温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」より10年早い2040年までの排出量実質ゼロを目指す有志の企業連合「クライメート・プレッジ」の賛同企業が300社を超えた。半年あまりで1.5倍に増えたが日本からは2社のみ。取引先を含む脱炭素計画が必要でハードルが高い。ESG投融資の獲得競争が激化するなか日本企業も対応を迫られる。19年に米アマゾンなどが設立したクライメート・プレッジはさらに10年前倒しの高い目標を掲げる。環境や人権などに配慮した企業にESG投融資が集まるなか、差別化が難しくなりつつあることも背景にある。参加企業には取引先を含めた総排出量の算定と報告が課される。再生可能エネルギーや省エネ技術導入といった取り組みの他、信頼性の高い排出量取引も組み合わせて40年ゼロ達成を求める。日本を拠点とする企業は消費電力の脱炭素化もおぼつかない。日本は電源の再生エネ比率が20%程度にとどまるなど条件が不利だ。政策的な後押しが欠かせない。
弊社制作の「HCGシリーズ」は食品残渣を完全液状化にし、その排水水質も第三者機関から担保されています。脱炭素化数値は現状廃棄方法に比べ約96%(※当社比)にのぼります。