トヨタ、サプライヤーに脱炭素3%減要請へ
トヨタ自動車は直接取する世界の主要部品メーカーに、2021年の二酸化炭素排出量を前年比率3%減らすよう求めた。サプライチェーン全体での脱炭素を主導する。ホンダも2日、主要部品メーカーに排出削減目標を今秋までに示すと伝えた。取引先の裾野がひろい自動車大手が脱炭素化の動きを強めることで産業界の排出削除に弾みがつく。両社は排出量を実質ゼロにする「カーボンゼロ」を目指す。トヨタから部品メーカーに具体的な環境目標の要請があったのは初めて。1次取引先の300~400社に求めた。
この取り組みを10年続けると20年比約3割、15年で約4割の削減となる。
独フォルクスワーゲンが50年カーボンゼロ達成を目指す。
各国や産業界は国際枠組み「パリ協定」に沿って排出削減に動いている。独フォルクスワーゲンが50年にカーボンゼロ、ダイムラー社は39年に供給網全体での実質ゼロを掲げる。