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温暖化ガス 30年8.8%増

各国の削減目標合せても・・・・・

国連機関は14日、各国の温暖化ガスの削減目標を合せても2030年の排出は10年比で8.8%増加するとの分析を明らかにした。気温上昇を1.5度に抑えるには45%減が必要となる。地球温暖化対策の枠組みである「パリ協定」の目標達成にはほど遠い。国連気候変動枠組み条約事務局が報告書を公表した。世界各国が国連に提出している30年の温暖化ガス削減目標を検証した。最新の分析では各国が目標通り気候変動対応をしても温暖化ガスの排出削減は十分ではない。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は気温上昇を1.5度に抑えるなら2030年に10年比で45%減が必要だと指摘している。化石燃料使用の大幅削減などの抜本的な対応を取らない限り目標達成は難しい。30日には第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)がアラブ首長国連邦(UAE)で開幕する。各国の30年温暖化ガス削減目標について進捗を初めて検証する予定だ。COP28の議長を務める同国の議長は開幕に先立つ声明で「パリ協定の目標達成にはもう時間がない。COP28で各国は1.5度を達成するために団結し、成果を出す必要がある」と強調した。一方で22年10月時点の報告書では10年比で10.6%増だったためわずかに改善している。30年時点の排出量は19年比では2%低くなるとも言及した。各国の努力により30年より前に地球の排出量がピークを迎える可能性を示している。

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