設備投資、環境関連35%増
2021年度の設備投資動向調査では景気回復を見込んで抑え気味だった投資を再開する食品業界が全体では19.0%増の1兆2,302億円と5.2%減だった20年度から急回復する。環境関連では35%の増、脱炭素対応が大きな経営課題となるなか、環境関連投資は917億円となりそう。目立つのはCO2排出量が多い業種だ。今回の調査では設備投資の内容を決める際、設備が排出する炭素に値付けして投資効率を判断するといった環境基準を設けているかも初めて質問した。環境基準がある会社はこの質問の回答企業の約10%に相当する数だった。