アサヒグループHD、来年にも
アサヒグループホールディングス（GHD）は、ESGの活動の影響を金額に換算して示す取組みを始める。環境、適正飲酒などテーマ毎に影響額を試算する。マイナスの影響も含めて算出し、2024年中にも開示する方針だ。事業活動が社会に与える影響や、サスティナビリティなどの活動が企業価値の向上にどうつながるかとの観点で分析する。アサヒGHDは環境や適正飲酒、コミニティ、人的資本などをテーマに、各事業の影響額を算出する。例えば環境では国内外のデータを元に、二酸化炭素排出量あたりのマイナス影響を算出。自社の排出量に合わせて影響額を計算するその上で二酸化炭素排出量削減活動がどこまでブランド価値などの向上につながり、増収に寄与するかといった間接的な影響も分析。影響額を算出する。アサヒGHDの勝木社長は「定量化できないものはコントロールできない。定量的にインパクトを把握し企業運営に取り組む」と語る。結果は投資判断や期間投資家への開示に役立てる。
